セックス好きの男性が気をつけたい性病。
性病にかかると、性行為の自粛はもちろん、通院の手間や日常生活にもさまざまな支障をもたらします。
今回は、おもに男性が感染しやすい性病の種類と、性病を発症しやすい行為やプレイ、場所などもあわせて紹介していきます。
男性がかかりやすい「性病」の種類6つ
ここではまず、おもに男性が感染しやすい性病の種類について見ていきましょう。
クラミジア
男女あわせて国内で最も感染者が多いとされているクラミジア。排尿時の痛みや尿道にかゆみを感じたりする症状が見られます。また、自覚症状がない隠れ感染者が多いのもクラミジアの特徴です。
淋菌(りんきん)
クラミジアの次に感染者が多いとされている淋菌。おもに男性がかかりやすい性病で、排尿時に強い痛みを感じたり、黄色や白の膿がでたりする特徴があります。
比較的自覚症状は出やすいですが、喉に感染したときは自覚症状がないため注意が必要です。
梅毒(ばいどく)
昔は死の病として恐れられた梅毒。梅毒はとくにかく感染力の強さが特徴で、万が一口に傷がある場合は、キスだけで感染してしまう性病です。
特に20代後半から40代の男性感染者に多く、近年爆発的に感染者が増えている特徴があります。
性器ヘルペス(せいきヘルペス)
男性器の周辺に赤いブツブツや水膨れが見られるのが特徴の性器ヘルペス。痛みやかゆみを伴うのも特徴で、時間がたつと症状は落ち着きますが、疲労やストレスで再発する可能性のある厄介な性病です。
マイコプラズマ・ウレアプラズマ
排尿時の痛みや尿道のかゆみなど、クラミジアと症状が類似しているマイコプラズマ・ウレアプラズマ。クラミジア、淋菌に次いで感染力が強いのも特徴です。
クラミジアの検査を受けて陰性でも、マイコプラズマ・ウレアプラズマにかかっている可能性があるので気をつけましょう。
トリコモナス
大きさ0.1ミリ程度の原虫に感染して発症するトリコモナス。前立腺炎や尿道に軽度の痛みを感じるのが特徴で、ほかの性病に比べて自覚症状を持ちにくいとされるため注意が必要です。
性病にかかりやすい行為
ここからは性病にかかりやすい行為、プレイ内容について見ていきましょう。
キス
前戯などで行うキス。唇同士がふれあうキスは性病に感染する代表的なプレイです。
オーラルセックス
口唇と性器の接触を指すオーラルセックス。具体的には、フェラチオやクンニなどの性行為プレイが挙げられます。
性器やお尻にふれる
例えば、女性器のクリトリスを刺激したり、アナルプレイをしたりしても性病に感染します。
精液や血液をさわる
射精で外出しした際に相手のカラダに精子をかけたり、生理中の女性のマンコから出血があった際に血を素手でさわったりといった行為も性病に感染するでしょう。
タオルやコップの共有
日常生活の中では、タオルやコップの共有でも性病に感染する恐れがあります。同居中の家族も感染するので気をつけましょう。
男性が性病に感染しやすい場所って?
続いてここからは、男性が性病に感染しやすい場所について見ていきましょう。
海や砂浜
水着姿の海水浴で盛り上がった末の性行為。海や砂浜にある砂は、不衛生なうえにデリケートな陰部を傷つけやすく、その傷口から菌やウイルスが侵入して性病に感染する恐れがあります。
車の中
ドライブデートの流れからはじまるカーセックス。車の中は、見えにくいダニやホコリが蔓延する不潔な場所です。
ハンドルやレバーを握った手で性器を触ると、少なからず細菌が付着することになり性病の感染リスクを大きく高めます。
公園や草むら
青姦といわれる、公園や草むらなどの屋外プレイ。言わずもがな屋外は不衛生極まりない環境にくわえて、土や雨などの自然がもたらすバイ菌が飛び交うセックスに不適切な場所といえます。性病にかかっても仕方ないといえるでしょう。
風俗
とある風俗店(ソープランド)への訪問調査によると、風俗で働く女性のうち10人に1人は喉にクラミジア感染があると推測されています。
風俗やデリヘルなどを利用する男性は、性病の感染リスクの低い場所を選ぶようにしましょう。
性病に気をつけよう
性病の感染ルートは、性行為だけとは限りません。
セックス以外の軽い接触やタオルなどの共有でも感染するリスクがあります。
不特定多数の女性と性関係をもったり、不衛生な場所でエッチしたりしないこと、そして定期的な検診で感染を広めないことも大切です。